コレクション: 玉文マンゴーの旬の時期は?品種の特徴や食べ方も紹介

マンゴーの中でも最高峰の糖度と言われている玉文マンゴーは収穫量が少なく、なかなか手に入れることのできない希少品種です。今回はそんな玉文マンゴーの旬な時期や品種の特徴について説明します。玉文マンゴーならではの美味しい食べ方も紹介していますのでぜひ、参考にしてみてください。


玉文マンゴーの旬な時期はいつから?



7月


8月


9月


上旬

中旬

下旬

上旬

中旬

下旬

上旬

中旬

下旬

玉文マンゴー


玉文マンゴー




玉文マンゴーは7月中旬から9月上旬ごろまで収穫を行うことができる品種です。

玉文マンゴーは数量の安定供給が難しいため、なかなか市場には出回らない品種と言われています。


玉文マンゴーの品種の特徴は?歴史や由来も紹介

玉文マンゴーの特徴

品種名

玉文6号

糖度

20度〜25度

時期

7月中旬〜9月上旬

1玉あたりの重さ

1kg前後

1kgあたりの玉数

1〜2玉

香り

熟すにつれ強くなる

品種の掛け合わせ

アーウィン種と金煌1号の掛け合わせ

主な産地

台湾


玉文マンゴーは玉文6号という品種で、糖度が非常に高いのが特徴です。

玉文は1号〜19号まで存在し、その中でも最も優良種であった6号が玉文マンゴーとして普及していきました。

1995年に台湾の玉井郷の農家の郭文忠さんが作った品種であることから玉文マンゴーという名前がついています。

アーウィン種と金煌1号の掛け合わせであることから紅キンコウと呼ばれることもあります。


玉文マンゴーの糖度や味の特徴は?

 

玉文マンゴーの味のイメージ

甘味

5

★★★★★

香り

4

★★★★

繊維

2

★★

後味

4

★★★★


玉文マンゴーは糖度が20度〜25度にもなる非常に甘い品種です。食べたあとも口の中いっぱいに玉文マンゴーの甘味が広がり続けます。

とにかく甘くて酸味をほとんど感じないマンゴーを食べたいという人は玉文マンゴーがおすすめです。

香りも強く、熟してくると甘い香りがより一層強くなるのが特徴です。

繊維は少なくとろっととろけるような食感が人気です。


玉文マンゴーの見分け方は?大きさや形や色の特徴

玉文マンゴーの見分け方としては果皮が赤色や赤紫色をしており、細長い卵型をしているという点です。

また、アップルマンゴーなどと比較するとやや大きいです。

果肉はオレンジ色をしており、切った瞬間から果汁が溢れ出るほどジューシーなのが特徴です。


玉文マンゴーの選び方のコツ 

玉文マンゴーの選び方のコツとしては以下のような方法があります。


  • プルームのついているものを選ぶ
  • ふっくらとしていてハリのあるものを選ぶ
  • 果皮にキズや黒い斑点がないものを選ぶ

玉文マンゴーの選び方のコツは果皮に付いている白い粉であるプルームがあるかどうかです。

一見、農薬やカビが生えてしまっているように見えるプルームですが、鮮度の証になります。そのため、間違って洗ってしまうことのないように注意してください。

また、ふっくらとしていてハリのある玉文マンゴーを選びましょう。このようなマンゴーは果肉がしっかりと詰まっており、美味しく食べることができます。

果皮にキズや黒い斑点がないものを選ぶのも重要です。少量の黒い斑点であれば問題ありませんが、たくさん黒い斑点がある場合には果肉も傷んでいる可能性があるので注意が必要です。


玉文マンゴーの切り方や美味しい食べ方は?

玉文マンゴーの切り方は種を避けて三等分した後に種が入っていない2つはサイの目切りにする方法で美味しく食べることができます。

また、玉文マンゴーは果皮が薄いためサイの目切りにして食べるのが難しいという人は三等分にした後、種の入ってない部分をさらに縦に三等分して、果肉と果皮の間に包丁を入れるときれいに果肉を分離することができます。


次に玉文マンゴーの美味しい食べ方のポイントをまとめてみました。


  • 冷蔵庫で2〜3時間冷やして食べる
  • 冷凍してシャーベットにする

玉文マンゴーは食べる前に冷蔵庫で2〜3時間ほど冷やすとより美味しく食べることができます。

また、甘味が強い品種なので冷凍してシャーベットのようにしてもとても美味しく食べることができます。夏の暑い日に玉文マンゴーのシャーベットを食べて涼むのも贅沢ですね。


玉文マンゴーの食べ頃や追熟の目安は?


玉文マンゴーの食べ頃や追熟の目安は以下のポイントを参考にすると良いです。


  • 触ると柔らかい
  • 甘い香りが強くなる
  • プルームが消える
  • 追熟は常温で1〜2週間

玉文マンゴーは食べ頃になってくると果肉が柔らかくなります。手で触ってみて柔らかいなと感じたらなるべく早めに食べてください。

マンゴーは非常に繊細な果実なので触るときには強く押し過ぎないように注意してください。

玉文マンゴーは熟すにつれてマンゴーの甘い香りが強くなってくるという特徴があります。少し離れたところでも甘い香りがするようであれば十分に熟している証拠です。

果皮に付いているプルームも完熟すると消えてしまいます。これは熟すにつれて果皮に蜜が分泌されるようになるためです。

追熟は常温で行い、1〜2週間程度が目安になります。

しかし、手に入れた玉文マンゴーの状態によって日数は変化しますのでこまめに確認するようにしてください。


玉文マンゴーの保存方法は?

玉文マンゴーはどのような温度で保存するかによって保存方法が異なってきます。保存方法のポイントは以下の通りです。


  • 常温保存で追熟を行い過ぎない
  • 冷蔵保存する場合は乾燥に注意する
  • 長期保存は冷凍庫で行う
  • 解凍は冷蔵庫でゆっくりと行う

常温保存のポイント

常温保存は追熟のために行います。

玉文マンゴーは追熟が必要な品種ですので、購入してから数日間は常温保存してください。

ただし、追熟の行い過ぎは果肉が腐ってしまう原因にもなりますので注意が必要です。


冷凍保存のポイント

冷凍保存は長期保存したい場合に行います。丸ごと冷凍保存するのではなく、下処理をしてからラップなどをかけて保存しましょう。

解凍するときには冷蔵庫でゆっくりと解凍することによって汁が出てしまうのを防ぐことができます。

また、玉文マンゴーは解凍せずに、凍った状態でも美味しく食べることができます。


冷蔵保存のポイント

冷蔵保存する場合には乾燥に十分気をつける必要があります。

キッチンペーパーや新聞紙などを濡らしてマンゴーに巻いてから袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。

下処理をして冷蔵保存する場合にはラップなどをしてなるべく早く食べ切るようにしましょう。


玉文マンゴーの賞味期限の目安は? 

玉文マンゴーの賞味期限の目安は以下の通りです。


  • 完熟してから常温で3〜4日以内
  • 冷蔵なら5日以内、下処理した場合は1〜2日以内
  • 冷凍すれば1ヶ月程度

玉文マンゴーは完熟してから常温なら3〜4日以内、冷蔵なら5日以内には食べるようにしましょう。

冷蔵保存の期間が長くなると果皮が黒ずんでしまったり、甘味が落ちてしまう原因になります。

下処理をして冷蔵した場合には1〜2日以内には食べるようにします。

下処理をすると切り口が空気に触れやすくなります。空気に触れている部分から傷んでしまうので賞味期限が短くなります。

なるべく空気に触れさせないためにもラップをかけるなどの対策を行って冷蔵保存するのがおすすめです。

冷凍した場合には1ヶ月程度は美味しく食べることができます。食べきれない場合には下処理をして冷凍保存するのがおすすめです。


玉文マンゴーの成分・栄養素

玉文マンゴーの主な成分と栄養素は以下のようになっています。


栄養素

100gあたりの含有量

エネルギー

64kcal

水分

82g

たんぱく質

0.6g

脂質

0.1g

繊維

1.3g

カルシウム

15mg

リン

12mg

0.2mg

ナトリウム

1mg

カリウム

170mg

ビタミンE

1.8g

βカロテン

610μg

ビタミンB1

0.04mg

ビタミンB2

0.06mg

ビタミンB3

0.7mg

ビタミンC

20mg


玉文マンゴーに含まれる成分や栄養素としてはビタミンB群、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウムなどです。

熟す前にはビタミンCが多く含まれ、熟すにつれてβカロテンが増えていくという特徴があります。


玉文マンゴーの効果・効能について

玉文マンゴーにはたくさんの栄養素が含まれています。

それぞれの栄養素がどのような効果・効能を発揮してくれるのか紹介します。

βカロテン

βカロテンには体内の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。肌を若く保ったり、ハリや艶を維持してくれます。

カリウム

カリウムにはむくみを取ったり、体内の老廃物を排出する効果が期待できます。むくみやすい女性にとってはありがたい成分です。

ビタミンC

ビタミンCはシミなどの原因であるメラニン色素ができるのを防いで肌の健康を維持してくれると言われています。

ビタミンE

ビタミンEは細胞の酸化を防いだり、赤血球が壊れてしまうのを防ぐ効果があります。これらの効果によって体内の老化が進むのを抑えてくれます。いつまでも若々しくいたい人にとっては注目すべき栄養素です。

ビタミンB1

ビタミンB1は糖分からエネルギーを作り出す手助けをしたり、皮膚などの健康を維持してくれる栄養素です。

脳は糖分のエネルギーを多く使用している器官なので、正常に働くためにはビタミンB1が欠かせません。

ビタミンB2

ビタミンB2は脂質などからエネルギーを作り出す手助けをしたり、肌や爪などの健康を維持してくれる栄養素です。

また、成長にも欠かせない栄養素ですのでお子さんなどにも積極的に取り入れてほしい栄養素と言えます。

ビタミンB3

ビタミンB3は別名ナイアシンと呼ばれる栄養素です。

アルコールの分解などを助けるため、二日酔い予防になります。その他にも循環器や消化器などの働きを助ける役割があると言われています。

普段からよくお酒を飲む人は摂取したい栄養素ですね。


玉文マンゴーの産地や生産量は?

玉文マンゴーは国内だと主に沖縄県や宮崎県で栽培されている品種です。

しかし、玉文マンゴーを栽培している農家は非常に少なく市場には滅多に出回らない品種と言えます。

安定した供給がまだまだ難しいことが生産量が伸びない原因となっています。


玉文マンゴーの値段・価格相場

玉文マンゴーは1kgあたり5000円前後で購入することができます。

沖縄県などの直売所などでは2500円程度で購入することができることもあるようですが、希少品種のため沖縄県でもなかなか手に入れるのは難しいのが現状です。

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