沖縄(西表島)ミルクパインの旬な時期はいつからいつ?
沖縄県の西表島で栽培されているミルクパインの時期は、7月上旬から下旬にかけてです。最初は緑色をしていますが熟すにつれて濃い黄色になってきます。皮を剥くと外観からは想像できないような白くてミルクのような果肉がでてきます。糖度も高く非常に甘くて香り高いパイナップルです。
大二郎さんのミルクパイン(沖縄西表島)
西表島にある、ますみ農園の大二郎さんが栽培しているミルクパインの、糖度は18度以上、芯の部分も糖度が高く、柔らかいため食べることができます。
肉質は繊細で香りと甘みが強く、爽やかな酸味がミルクパインの特徴です。
ミルクパインの品種の特徴は?歴史や由来も紹介
ミルクパインの特徴
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糖度
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18度以上
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酸度
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0.5%程度
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時期
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7月上旬〜7月下旬頃
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1玉あたりの重さ
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900g〜1kg程度
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1kgあたりの玉数
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−
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種
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なし
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皮の厚さ
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普通
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芯の硬さ
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柔らかい
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果肉の硬さ
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柔らかい
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品種の掛け合わせ
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−
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主な産地
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沖縄県
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ミルクパインは、沖縄県や台湾で栽培されているソフトタッチという品種の一つです。サイズは600~800g程度と小ぶりなサイズもありますが、ますみ農園で栽培されているミルクパインは1kgと少し大ぶりです。果皮は未熟なときは緑色で、熟すと全体が黄色みがかってきます。果肉が白っぽいことからミルクパインという名前が付けられました。
ミルクパインの糖度や甘さ味の特徴は?
ミルクパインの味のイメージ
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甘味
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★5
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酸味
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★2
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果汁
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★3
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香り
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★4
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ミルクパインの大きさや重さ色の特徴は?
ますみ農園で栽培されるミルクパインの重さは、約900g〜1kgほどです。美味しいパイナップルを選ぶ際には、重量感があって色が濃いものを選ぶのがおすすめです。また、ミルクパインは白色の果肉が特徴的です。
ミルクパインの種や皮の特徴は?
ミルクパインに種はなく、皮には多数の鱗片状の突起物が密集していることが特徴です。 表面にある葉の基部が密集しているもので、固く食べられないため皮を剥いてから食べましょう。
ミルクパインの芯や果肉の特徴は?食べられる?
ミルクパインの果肉や芯は非常に柔らかくて食べやすく、独特の甘味と豊かな香りがあり、酸味が少ないため、甘いパイナップルが好きな人にとっては特におすすめの品種です。
ミルクパインの成分や栄養素の特徴
ミルクパインの主要な栄養素と、100gあたりの栄養価は以下のとおりです。
栄養素
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100gあたりの含有量
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エネルギー
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50 kcal
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タンパク質
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0.5 g
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脂質
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0.2 g
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炭水化物
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13 g
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食物繊維
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1.4 g
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ビタミンC
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24 mg
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ビタミンB1
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0.05 mg
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ビタミンB2
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0.03 mg
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ビタミンB6
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0.11 mg
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ビタミンE
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0.1 mg
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ナイアシン
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0.5 mg
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カリウム
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200 mg
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マグネシウム
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20 mg
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カルシウム
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13 mg
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リン
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10 mg
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以上のように、ミルクパインには消化を促進し腸内環境を整える効果がある食物繊維が含まれています。そのため、便秘の予防や改善に効果が期待できます。
また、ビタミンCも豊富に含まれており、風邪の予防や回復に役立つとされています。
ミルクパインの産地や生産量の特徴
ミルクパインは台湾で主に栽培されている果物ですが、西表島のますみ農園では、生産量が少なく流通しない貴重なミルクパインを一つひとつ丁寧に栽培しています。
ミルクパインの見分け方や他品種との違い
ミルクパインと一般的なパイナップルとの違いは以下のとおりです。
特徴
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ミルクパイン
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一般的なパイナップル
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形状
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ふくよかな下膨れ型
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大きくて細長い
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色
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緑から黄色
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緑から黄色
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香り
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強い甘い香り
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強い酸味の香り
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味
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甘味が強く爽やかな酸味
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酸味が強く果汁が少ない
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価格
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生産量が少なく高価
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比較的安価
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ミルクパインは一般的なパイナップルと形状が似ていますが、甘い香りが特徴的です。
一般的なパイナップルは果肉が黄色いのに対し、ミルクパインは白いためカットするとすぐに区別することができます。
美味しいミルクパインの選び方
美味しいミルクパインの選び方は、以下の3つのポイントに注目して選びましょう。
- 下膨れ型をしている。
- 濃い黄色の果皮。
- 甘味の強い香り。
ミルクパインの切り方
ミルクパインの切り方を紹介します。
- 上部(葉)と下部を切り落とします。
- 縦半分に切り、4等分または8等分に切り分けます。
- 身を皮から切り離します。
- 食べやすい大きさにカットします。
ミルクパインのおすすめの食べ方
ミルクパインのおすすめの食べ方を3つ紹介します。
- カットして食べる
ミルクパインをカットして、そのまま食べる方法がおすすめです。
カットした後、冷やして食べるとよりいっそう美味しく感じられます。
- フローズンパインミルク
ボウルに砂糖、牛乳、ミルクパインを入れ軽く混ぜたらポリ袋に移し替えて、冷凍庫で半日凍らせます。食べるときは手で揉みほぐし器に盛って完成。彩りとしてミントを添えるとよりおいしく見えますよ。
- ミルクパインジュース
ミルクパインと牛乳をミキサーにかけてできあがり。簡単に美味しいミルクパインのジュースが飲めます。
ミルクパインの保存方法や食べ頃は?
- しっかりと水で洗い、汚れを取ります。
- 水分を拭き取ります。
- 食べやすい大きさにカットし、ジップロックなどの袋に入れ冷蔵保存します。
- 食べきれない場合は、一つずつラップをして冷凍保存しましょう。
ミルクパインの食べ頃は、濃い黄色になったときです。また、甘い匂いがしたら食べ頃のサインですよ。丸ごと常温で保存する際は、新聞紙で包んで乾燥させないように気をつけてください。
ミルクパインの賞味期限は?どのくらい日持ちする?
ミルクパインを丸ごと保存する場合、常温で4〜5日程度は持ちますが、カットしてしまうと腐りやすくなるため、冷蔵庫や冷凍庫で保存することがおすすめです。
保存する際は、ラップで包んでから容器に入れ、空気に触れないようにしましょう。パイナップルは空気に触れると酸化して茶色く変色するため、注意が必要です。
もっともおすすめな保存方法は、冷凍庫で保存することです。冷凍庫で保存すれば1か月程度は日持ちします。
ミルクパインの特徴まとめ!おすすめできる人はこんな人
ミルクパインの特徴をまとめると以下のとおりです。
- ミルクのような白い果実。
- 糖度が高く、芯まで食べられる。
- 生産量が少なく希少
ミルクパインをおすすめできる人は、以下のとおりです。
- デザートなどの料理に使いたい人
- 美容と健康を気にする人
- 甘いパイナップルが好きな人
ミルクパインは果肉が白色であることからその名がつけられた希少なパイナップルです。甘さと濃厚さ、そして爽やかな酸味のバランスが絶妙で、一度食べると虜になってしまうことでしょう。