コレクション: 豊錦(福島県)の特徴は?旬の時期は?品種の特徴や食べ方も紹介

豊錦(福島)の旬な時期はいつ?食べ頃は?


5月下旬

6月上旬

6月中旬

豊錦


豊錦は、早生品種のため熟期は5月下旬から6月上旬の比較的早い時期に訪れ、高砂よりも7〜10日程度早く、ジャボレーよりも1〜2日程度遅い時期に収穫されます。


果実は触ると柔らかく、全体的に赤く色づいたタイミングが食べ頃です。

酸味が少ないため、甘味が強く感じられ非常においしいと徐々に評判になっています。

豊錦(福島)の品種の特徴は?歴史や由来も紹介

豊錦(福島)の特徴

読み方

ゆたかにしき

品種名

豊錦

糖度

時期

5月下旬

1玉あたりの重さ

1kgあたりの玉数

品種の掛け合わせ

主な産地

福島県


豊錦は、山梨県の農園で誕生したサクランボであり、ジャボレー、高砂、佐藤錦などの混植園で偶然発見されました。


1986年に育成者の斉藤一博氏によって品種登録され、今でも山梨県を中心に福島県などで栽培されています。


特徴としては、果実の大きさは中程度で、果皮は黄色の地に鮮やかな赤色の着色で色付きはいい方です。

豊錦(福島)は甘い?糖度や味の特徴

豊錦(福島)の味のイメージ

甘味★5

酸味★2

果汁★4

香り★4

豊錦の味の特徴は、酸味が少ないためより甘味を感じられることです。

豊錦の存在はあまり知られていませんが、佐藤錦に匹敵するおいしさを持つ、隠れた逸品と言えます。

豊錦(福島)の見分け方は?大きさや種の特徴

豊錦の果実は、短いハート型で果皮の色は鮮やかな赤色をしています。

果肉はクリーム色で、実が柔らかくほどよい甘味とやさしい酸味があり、果汁もたっぷりと含まれています。

ちなみに、さくらんぼの種は食べられないので必ず取り除いてくださいね。

豊錦(福島)の選び方のコツ 

おいしい豊錦の選び方として、以下の3つのポイントに注目しましょう。

  1. 鮮やかな紅色でツヤがある果皮のものを選ぶ。
  2. 表面が白っぽく黄色みが残っていないものを選ぶ。
  3. 緑色で太い軸のものを選ぶ。

一般的なさくらんぼは完熟すると裂果したり、損傷しやすくなるため完熟時に味わうことはほとんどないと思いますが、豊錦は完熟した状態が最もおいしく味わえる品種です。

豊錦(福島)の切り方

さくらんぼの切り方は、以下の3つの手順で行いましょう。

  1. さくらんぼの茎を手で取り除く。
  2. 包丁を使いグルっと一周回し半分にカットする。
  3. 包丁の底で種を取り除く。

さくらんぼの種はストローを使って取り除くこともできます。

先端を斜めにカットしたストローを、さくらんぼの底から押し込むと簡単に種を取り除くことができます。ぜひ一度試してみてください。


豊錦(福島)おすすめの食べ方

甘味の強い豊錦は、そのまま味わうのが一番ですが、ジャムに加工したりサラダなどのトッピングに使ったりしてもおいしくいただけます。


  • さくらんぼのジャム

【材料】:さくらんぼ、砂糖、カルピス(原液)、水、レモン汁、ミント


  1. さくらんぼと砂糖、レモン汁を混ぜ合わせたものを耐熱容器に入れ、500Wのレンジで2分加熱します。
  2. そこに、水とカルピスを入れて冷凍庫で1日冷やしましょう。
  3. さくらんぼを潰さないように器に盛り付けたら完成です。

カルピスとの相性が良く爽やかな味わいが楽しめる、手軽に作れるシャーベットです。食べる前にミントを添えることで、美しい赤と緑のコントラストが生まれ、清涼感もアップします。


  • さくらんぼのミルクプリン

【材料】:さくらんぼ、ゼラチン、牛乳


  1. ゼラチンをお湯で溶かします。
  2. 牛乳に溶かしたゼラチンを入れ混ぜます。
  3. さくらんぼをフォークで潰し2に入れ冷蔵庫で冷やします。
  4. 食べる直前にさくらんぼを飾って完成です。

ほんのりピンクのミルクプリンに、飾ったさくらんぼが見た目もおしゃれにしてくれます。



  • さくらんぼのサラダ


【材料】:さくらんぼ、アーモンド、レタス、フェタチーズ


  1. さくらんぼとレタスをきれいに洗い、お皿に盛り付けます。
  2. アーモンド、フェタチーズを一緒に盛り付けて、オリーブオイルとバルサミコ酢を使ったドレッシングをかけます。

いつもとは違う、おしゃれなさくらんぼのサラダを作ってみてくださいね。


豊錦(福島)の食べ頃や追熟の目安は?

さくらんぼは追熟の必要がなく、収穫した時点ですぐに食べることができます。


購入後は冷蔵庫で保存し、できるだけ早く食べることがおすすめです。

ただし、冷やしすぎると味が落ちるので、食べる直前に冷水にさっと通すとよいでしょう。


また、豊錦は果皮が薄く傷つきやすいため、洗いすぎには注意が必要です。

豊錦(福島)の保存方法は?

さくらんぼの保存方法については、以下のポイントに注意しましょう。

常温保存のポイント

さくらんぼを常温で保存する場合は、紙で包んで風通しのよい場所に保管してください。

その際、直射日光や高温多湿を避け、早めに食べるようにしましょう。保存期間は環境によって異なりますが、通常は2〜3日が目安です。

冷蔵保存のポイント

さくらんぼを冷蔵庫で保存する場合は、新聞紙などで包んでから容器に入れて保存します。

ただし、長時間冷やしすぎると果肉が硬くなるため、湿度や温度の高い野菜室で保存することが望ましいですが、この方法でも、保存期間は一般的に約2〜3日が目安となります。

冷凍保存のポイント

さくらんぼを冷凍保存する場合は、洗って水分をふき取り、保存用の袋に入れます。保存期間は約1か月間で、解凍の際は常温で約3分程度置いて召し上がりください。

ただし、完全に解凍すると果肉が柔らかくなりすぎるため、半解凍の状態で食べることをおすすめします。


このように、それぞれポイントがありますが、さくらんぼは繊細な果物なので状況に応じて適切な方法で保存しましょう。

豊錦(福島)の賞味期限の目安は? 

さくらんぼの賞味期限は、常温と冷蔵で2〜3日、冷凍で1か月が目安とされています。

傷んでしまうと味や香りが損なわれてしまうため長期保存は基本的にできません。

また、温度変化に敏感なため、常温で購入した場合は冷暗所、冷えた状態で購入した場合は冷蔵庫の野菜室に保管し、温度変化をできるだけ避けることが大切です。


豊錦(福島)の成分・栄養素


栄養素

100gあたりの含有量

エネルギー

64kcal

たんぱく質

1.0g

脂質

0.2 g

炭水化物

15.2g

食物繊維

1.2 g

ビタミンC

10mg

カリウム

210 mg

カルシウム

13 mg

0.3 mg

マグネシウム

6mg

葉酸

0.038mg

パントテン酸

0.24mg

灰分

0.5g

αカロテン

0.013mg

鉄分

0.3mg


さくらんぼは一年中食べられるわけではありませんが、そのおいしさだけでなく、健康にもよい栄養素が含まれているということで知られています。

さくらんぼには、リンやカリウム、鉄分、さらに糖質やビタミン類、葉酸、ミネラル成分などが含まれており、これらの栄養素にはそれぞれメリットがあります。

豊錦(福島)の効果・効能について

リンは骨や歯の形成に必要な成分であり、カリウムは血圧を調整するために必要な栄養素です。

糖質はエネルギー源として必要な栄養素であり、ビタミンCは免疫力を高めるために重要な役割を果たすようです。

また、葉酸は胎児の正常な発育にも関わっているため、妊娠中の女性には必要不可欠な栄養素だと言われています

豊錦(福島)の産地や生産量は?

豊錦は、他のさくらんぼに比べて栽培する農家が少なく、希少品種とされています。

そのため、生産量もまだまだ少ないのが現状です。

豊錦(福島)の値段・価格相場

トドクヨでは、福島県産さくらんぼの豊錦を販売しています。


品種

グラム数

価格

豊錦

1パック(280g)

3,200円

2パック(560g)

5,400円

4パック(1120g)

9,700円


さくらんぼは、気温や湿度に敏感で病害虫に弱いため、他の果物に比べて栽培に手間がかかり、高価な傾向にあります。

しかし、スーパーなどで販売されている国内産のさくらんぼには不揃い品などがあり、比較的安価に手に入れることができます。

一方、通販では品種や大きさ、品質などを自分で選んで購入することができるため、豊錦などの希少品種も含め、手頃な価格で購入できるメリットがあります。

豊錦(福島)の特徴まとめ!おすすめできる人はこんな人

豊錦の特徴をまとめると以下のとおりです。

  • 佐藤錦と同等の甘味
  • 5月下旬から6月上旬が一番おいしい
  • 黄色の地に鮮やかな赤色の果皮

豊錦をおすすめできる人は、以下のとおりです。

  • ジューシーなさくらんぼを味わいたい人
  • プチッと弾ける食感を楽しみたい人
  • ジャムなどの加工品に使いたい人

豊錦は早生品種で、5月下旬から6月上旬が一番おいしくなります。

この品種は酸味が少ないため、より甘味を強く感じられます。果汁も豊富で食べやすいため、一度味わってみてくださいね。